
退職したいが、退職したいことを伝えるのは、言いにくいと感じたことありませんか?
私は、あります。できれば、円満に退職を伝えることができれば良いですよね。
こちらの記事では、円満に退職したいことを伝える方法をご紹介します。
伝える勇気をもつ
なぜ退職したいのか明確にし、いつ伝えるか決めておく

あなたは、なぜ退職したいですか?
人により理由は様々ですよね。
退職理由
- 人間関係に疲れた
- ブラックな労働状況に嫌気がさした
- ストレスで身体的にも精神的にも辛い
- お給料が低い
- 子育てとの両立が難しい
- 残業が多い
- 今の職場ではスキルアップできない
などやめたい理由の多くはネガティブな内容が多いと思います。
退職理由によっては言いづらいことや隠したいことも多くあります。
ですが、退職したい理由をしっかり明確にすることで、上司にどのように伝えるか考えることができます。
そして、どのように伝えるか決めた時は、いつ伝えるか決めておきましょう。
そうすることにより、なかなか言い出せないタイミングを逃さないことができます。
職場の就業規則を事前にチェックし、退職の何ヶ月前に申し出る必要があるのか把握しておいて下さい。
絶対に退職するという気持ちをしっかりもつ
絶対に退職するという気持ちは、結構重要なんです。気持ちがフラフラしていると、まだ迷っている?と思われがちに。
自分の気持ちを貫いて下さい。
退職を伝えるタイミングは、休憩中か業務後が理想的です。
必ず、○月いっぱいで退職します、◯月◯日に退職します。とはっきり指定して伝えることが大切です。
あいまいな伝え方は、引き止められる、聞き流される可能性がありますので気をつけて下さい。
退職理由の伝え方
ポジティブな退職理由を探す
退職することを伝える時は、ネガティブな退職理由を伝えるのは控えた方が良いです。
しかし、もともとは学びたい、経験したい、興味があるといった頑張りたいと思う気持ち、ポジティブな気持ちはあったのではないでしょうか。
- 新しい分野にチャレンジしたい
- 以前から興味があった〇〇科に行きたい
など。
まずは、ネガティブ理由には「前向きな退職理由」を見つけて下さい。
正直に伝えて良い理由
- 引っ越し
- 結婚
- 妊娠
- 家族、自身の体調不良で働けない状態
- 子育てとの両立で自宅の近くに転職したい
など。
ネガティブな退職理由は言い換える
「人間関係で、私も良くなるよう努力してきたのですが、もっと前向きに看護に集中できる環境でがんばりたい。」
「体調不良が続き、退職したらしばらく仕事から離れてゆっくりしたいと思っている」
「たくさん勉強させていただきました。今後は、違う環境で自分の力を発揮したい」
など。
自分なりに努力をしたこと、前向きな退職であることが感じられる退職理由が良いです。
ウソの退職理由はリスクを伴う
退職理由で嘘をつくのは、あまりおすすめできません。
もしもウソだということが、あからさまになった時、退職交渉がかえって難しくなる可能性があります。
しかし、どうしてもウソをつくしかない場合は、リスクを知った上で伝えましょう。
退職時期を考える
年度末である3月末は、看護師の退職時期は最適。
4月入社が多く人が入る可能性もあり、異動の時期でもあります。
勤務先への負担が少ないと思われます。
忙しい時期ですと退職するタイミングが難しかったりするため、余裕を持って退職を伝え、残る人への配慮を忘れないことが大切です。
ボーナスを受け取った後
ボーナスが支給される時期は夏だと6月から7月上旬、稀に8月の所もあります。冬だと12月中旬が一般的。
そのため、この時期より前に看護師を辞めてしまうと、ボーナスを支給してもらえません。
退職するのであれば、出来ればボーナスを受け取ってからが良いかと思います。
求人が増える時期
求人数が増える為、自分にあった求人が見つかる可能性が高くなります。転職先が決まれば、辞める理由にもなります。
ポイント
上半期は4月入社が多いため、採用活動が多くなる月はだいたい2〜3月。
下半期は10月に向けて採用活動が多くなる月はだいたい7〜9月。
これらの時期は、非公開求人情報が多く公開される可能性が高くなります。
退職する時期は、1~3月末か7~9月末が理想的ではないでしょうか。
しかし、絶対この時期が良いことではありませんので、自分で決まられた時に退職を伝えましょう。
看護師離職率について調べてみました。
日本看護協会看護職員離職率
設置主体別に見ると、離職率が高いのは、正規雇用では▼その他公的(日赤や済生会など以外):17.0%(前年度に比べ4.6ポイント上昇)▼個人:14.1%(同1.0ポイント上昇)▼医療法人:13.2%(同0.2ポイント低下)―など、新卒では▼済生会:11.6%(同1.6ポイント上昇)▼その他の法人(一般社団法人、宗教法人など):10.7%(同1.4ポイント上昇)▼社会福祉法人:9.9%(同3.0ポイント上昇)―などです。
逆に離職率が低いのは、正規雇用では▼公立(自治体立、地方独立行政法人など):7.8%(前年度に比べ0.1ポイント上昇)▼会社:8.2%(同2.0ポイント低下)▼農協:8.6%(同0.6ポイント低下)―など、新卒では▼その他公的:4.0%(同4.6ポイント低下)▼個人:5.0%(同6.1ポイント低下)▼農協:6.5%(同0.8ポイント上昇)―などとなりました。
気になるのは、「その他公的や個人立の病院では、正規雇用の離職率が高い一方で、新卒の離職率が低い」という点です。また、農協立病院では正規雇用・新卒ともに離職率が低く、どのような取り組みを行っているのか、今後の状況も見ながら、詳しい調査・分析が進められることに期待したいところです。
さらに都道府県別に見ると、離職率が高いのは、正規雇用では▼東京都:14.5%(前年度から増減なし)▼神奈川県:13.1%(同0.3ポイント低下)▼千葉県:12.8%(同1.1ポイント上昇)―など、新卒では▼愛媛県:12.2%(同3.4ポイント上昇)▼三重県:10.7%(同6.3ポイント上昇)▼東京都:10.6%(同2.1ポイント上昇)―などです。
逆に離職率が低いのは、正規雇用では▼岩手県:6.4%(前年度に比べ0.9ポイント低下)▼福井県:6.6%(同0.9ポイント低下)▼富山県:6.8%(同0.1ポイント低下)―など、新卒では▼福井県:0.6%(同2.4ポイント低下)▼沖縄県:3.2%(同1.6ポイント低下)▼富山県:3.6%(同0.7ポイント低下)―などとなっています。
正規雇用では、東京や大阪などの大都市とその周辺で高く、「転職しやすい」環境が大きく影響しているように思われます。
ご参考までに(^^♪
退職したいことを伝えるのことは言いにくいのは、当然です。
退職の切り出し方は、上司の状況をみて、手が空いているな、大丈夫そうだな。と思ったときに今、お時間よろしいでしょうか?と切り出してみて下さい。
勇気を出してしっかり自分の気持ちを伝え、新たな道へ進みましょう。