
看護師の仕事の一つでもある採血。時に自分が苦手な血管だと、針を刺す前から「入らない気がする・・・・。」とつい思ってしまい、実際失敗して落ち込む経験ってありませんか?
私は、何度も落ち込む経験をしました。
こちらの記事では、採血失敗して落ち込む方に向けて私の体験談をご紹介します。
採血失敗を乗り切る方法

自分の苦手な血管で自信がなければ、早い段階で代わってもらう
人によって血管は違いますよね。そして、自分が苦手だと感じる血管。
私はクリニックに勤務していた時、採血スランプに陥ってしまいました。
深い血管が苦手だった私は、たまたま深い血管の採血を続けて失敗したのがきっかけでした。
いざ、採血をしようとすると、緊張と不安と失敗してことが蘇ってきたのです。
血管をみて自信がないと感じる血管ってありませんか?失敗しそうな血管。
そう感じたら、患者様に

と伝え私はすぐ別の看護師に変わってもらうことにしました。
もちろん、別の看護師にすぐ変わってもらえない時はよ~く血管を探して、探して行けそうなら一度はトライします。そこで、血管に入ればラッキー。
入らなければ、

と伝えています。
血管との相性もありますので、自信がない時は代わってもらいましょう。
採血をたくさん経験する
採血は経験あるのみです。たくさん採血をしていくうちに、コツが分かってきます。
例えば、患者様に採血があった時は自分にやらせてほしいと伝えておけば採血をたくさんできます。
私は、健診センターで採血をたくさん経験しました。
採血係になると2,3時間は採血やりっぱなしです。
しかも、人数をこなさなければならない為、そんなに躊躇していられませんでした。
その時は翼状針はなるべく使用しないように(コストがかかるため)と私の苦手な直針でしなければならなかったのです。
どうしても血管がみにくい、細い場合は翼状針で行ってOKでした。

採血を失敗しても気持ちを切り替える
採血で失敗することは、誰もが経験することです。
しかし、失敗すると落ち込むこともありますよね。
落ち込むことは自然なことですが、あまりズルズル引きずらないようにして下さいね(^^;)
ズルズル引きずることで、自信がなくなってしまい採血恐怖症になってしまうこともあるので、気持ちを切り替えましょう。

先輩にアドバイスをもらったり、採血の見学をしたり、健診センターで採血の経験を積んだり。
経験を積むことで、コツがつかめます。
恐れず、どんどん経験をしていきましょう。
どうしても、採血が苦手、震える、緊張して気分が悪くなど心身に影響を及ぼすとなると、無理に採血をする必要はないです。理解ある職場なら採血を免除していただくか、採血の仕事がない職場に転職した方が良いかもしれません。
もし、転職をご検討されるなら看護師転職サイトに無料登録をして相談すると良いですよ。
【参考】
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血管別採血のコツ
深い血管
肥満体系の方に多くみられるのですが、血管が見えにくいです。
深い血管の採血のコツ
- 駆血帯を縛り、肘関節の太い血管を探す
- 指で血管の弾力を感じる
- 血管が分かりにく場合は、グーパー、グーパーや肘全体を温める
- 肘関節から徐々に下側の血管を探す
- 駆血帯の縛る時間が長くなれば、一旦外し、しっかり縛りなおす
- 指で血管をギリギリまで感じ消毒して、感覚を忘れないうちにやや深めに刺す
このタイプの血管は私も苦手な血管でした。ある程度、経験が必要です。
細い血管
高齢者の方や生まれつき血管が細い方、筋肉量が少なかったり運動不足で血管が細くなっている方に多いです。
細い血管の採血のコツ
- 血管を浮きやすくする為、温タオル等で血管を温める
- 駆血帯をしっかり縛り、グーパーグーパーしていただく
- 血管が逃げたりしないよう、血管が見えやすいようにしっかり皮膚を伸ばす
- 細い針(23G)を使用する
- 血管が破けないように、ゆっくり針を刺す
- 真空管で取れない可能性があるので、注射器も一緒に準備をする
上記のような難しい血管はある程度経験が必要です。自信がない場合は、無理にやろうと思わず早い段階でベテラン看護師に代わってもらいましょう。
その際に可能なら、ベテラン看護師の手技を見学させていただくと良いです。
よく採血で選択される血管
よく選択される血管は、肘正中皮静脈、橈骨皮静脈、尺側皮静脈です。
上腕、前腕に採血に適した血管がなければ、手背で適した血管があるか見つけて下さい。
深部にある血管ですと、神経があるので出来るだけ表在性の血管を選択。
利き手は日常生活でよく使われる為、反対側の上肢をまず見て、なければ反対側でも良いです。
いかがでしたか。採血を失敗して落ち込む方の乗り切るコツ。
- 自分の苦手な血管で自信がなければ、早い段階で代わってもらう
- 採血をたくさん経験する
- 採血を失敗しても気持ちを切り替える
是非、ご参考にしていただければ幸いです。
応援しています。